受講案内Course guidance
履修申請
募集について
本情報は公募時の募集要項に関する事前の情報提供のためのものです。実際の応募にあたっては必ず募集要項をダウンロードし、内容をご確認ください。
- プログラムの目的
大規模医療・保健データ解析の基本の理解、立案・デザイン、解析について即戦力と実践力を得ることを到達目標とする。自ら、大規模データの特性、医学的意義、リアルワールドデータ特有のバイアス(特定の条件に依存して収集される偏り)の原理や特徴を理解し、データのコード等識別子と形式の標準化変換及びクレンジングにより、対象となるデータを課題解決に資する解析可能な形式のデータベースに再編成でき、具体的な医療課題解決と知見創成に必要なデータ処理技術を習得することをねらう。また、これらの一連の作業に対して指導的に携わり、チームを率いて課題解決を導ける能力を養うことをねらう。
課題解決に向けたデータ解析に生かすために必要となる知識について、講義科目で学習した上で、実践科目において適切に匿名化された実データを用いた解析処理演習を行い実践的な技術を身につける。ケーススタディ形式の授業では参加者によるディスカッションを行い、具体的な課題に対する応用力を身につける。さらに、実践課題研修では、講師から提示された課題に対して必要に応じて規模の大きな実際のデータセットを使用した解析を行うことを通して課題を解決して発表することなどにより実践力と問題解決力を修得する。以上を通して、最終的に特定の医療課題に対して、解決へ導くための医療データ解析を実践できる能力を身につける。
- プログラム・授業科目等の概要
1. プログラムの概要
「医療リアルワールドデータ活用人材育成事業」一般履修コース及びインテンシブコースは、履修証明プログラムとして開設する。本コースは、学校教育法第百五条に基づく「大学における特別の課程」であり、修了者には履修証明プログラムの修了者として履修証明書が発行される。履修証明プログラムとは、平成19年の学校教育法の改正により創設された「履修証明制度」に基づくもので、主に社会人を対象として体系的な知識・技術等の習得を目指した教育プログラムのことをいう。履修証明プログラムは学位課程と異なり、単位や学位が授与されるものではないので留意すること。
令和7年度一般履修コースは総時間162時間、令和7年度インテンシブコースは総時間87時間のコースで構成され、履修者は、原則として、全講義を欠席することなく受講することが求められる。
なお、履修期間1年のインテンシブコースを修了した者(過去2年以内に修了又は前年度修了見込の者に限る)で、更に学修を深めるべく履修継続を希望する場合は、一般履修コースの2年次授業の受講も認めることがある。この場合、希望人数やインテンシブコースでの履修成績等の総合的な判断により受け入れの可否が決定される。2. 授業の概要
本教育プログラムの履修科目は「講義科目」、講義と実習をセット化した「実践科目」、「実践課題研修科目」の3区分に分かれ、この各区分を必修とする。詳細は履修プログラムのページを参照すること。
3. 講義場所・講義日時について
講義は、原則として、2025年(令和7年)4月から翌年12月中旬(予定)までの土曜日に開講する。
講義等は、原則対面による授業とし、原則として東京大学で開催するが、全ての講義と実習はオンラインによる受講も可能とする。なお、原則としてほとんどの講義と実習は履修生同士の議論やグループワークを効果的に行い履修効果を上げる観点から、対面による参加を強く推奨している。
本プログラムでは、オンラインによる受講でも対面講義と同等の双方向性を満たした場合に限り、対面の受講と同等の単位を認定する。また、データ解析に関わる一部の実践課題研修を行う。
インテンシブコースを修了した者(過去2年以内に修了又は前年度修了見込の者に限る)で、更に学修を深めるべく、一般履修コースの2年目講義等の履修継続を希望する場合の受講も可能とする。 -
期 間
一般履修コース:2025年(令和7年)4月26日(土)(予定)から翌年12月中旬まで
インテンシブコース:2025年(令和7年)4月26日(土)(予定)から同年11月下旬(予定)まで
コースオリエンテーションを2025年(令和7年)4月19日(土)午前に予定しており、受講者は出席必須である。ただしオリエンテーションの日程には変更が生じる可能性があり、その場合は事業ホームページ上で周知する。場 所
東京大学医学部附属病院 南研究棟3階 鉄門臨床講堂開講時間
原則として、土曜日10:00~17:30とする。
平日18時以降に選択科目が開講される予定がある。4. 実施体制
本教育プログラムは、東京大学医学系研究科と医学部附属病院が連携して実施し、医学系研究科長が事業責任者として事業を総括する。担当スタッフ等の情報については担当スタッフのページを参照すること。
- 履修生に求められるもの
当プログラムは、保健医療現場から派生する多様かつ大規模なデータを適切に取り扱い、課題解決を導くことのできる人材の養成を目的として設置された。従って、対象となる受講者としては、医療の実務経験があり医療に関する一定程度の素養を有するか、医療データ解析の実務をある程度行った経験がある人を想定している。医療関連機関、大学、民間企業等の所属機関は問わない。
講義はあくまでも実践科目(いわゆる実習)履修の前提となる知識の確認であり、当プログラムでは講義中に相互的に行う具体的なケーススタディ形式の授業、実習によるアクティブなデータ操作の習得を主軸とする。そのため、事前学習・事後学習が指定された場合はそれらを行うことを必須要件とする。また、講師への積極的な質問により、質問者だけでなく一緒に受講する者同士で知識を共有できるようにするため、質問は講義中にすることが必須である。特に、受講中に適宜行われる小グループによる討論は、医療データを用いた課題解決を目指す上での実践的な思考や、チームによる課題への取り組み及び集団コミュニケーションや意思決定統一の訓練となり、積極的な参加を求める。
募集要項の概要(予定)
実際の応募にあたっては必ず募集要項を参照すること。
1. 募集人数
・一般履修コース:10名程度
・インテンシブコース:8名程度
・一般履修コース2年次(履修期間1年)[インテンシブコース修了者のみ選択可]:若干名2. 対象者・履修資格
通常履修コース及びインテンシブコースのいずれにおいても、下記のいずれかの要件を満たす者とする。
・医師、看護師、その他健康医療介護職の国家資格または日本医学会分科会等の医学医療学会の認定資格等を有する者
・健康管理や医療における業務、それらのデータ分析業務経験を3年以上有する者で直近経験後3年以内の者
(注)実習用サーバへのVPN接続は日本国内からのみ可能であるため、日本国内における安定的な受講環境の確保が求められる。
なお、すべての講義科目、実践科目、実践課題研修等は質疑応答、議論を含めて日本語でのみ行われるので、日本語による十分なコミュニケーション能力を有することが求められる。3. 履修期間・修了要件
履修期間
・一般履修コース:2025年度(令和7年度)より2年間
・インテンシブコース:2025年度(令和7年度)の1年間
・一般履修コース2年次(履修期間1年)[インテンシブコース修了者のみ選択可]:2025年度(令和7年度)の1年間修了要件
一般履修コース:本教育プログラムにおける講義科目を3科目36時間(90分×24コマ)以上、実践科目を8科目計96時間(90分×64コマ)以上、実地研修を2科目30時間以上の合計162時間以上を履修すること。
インテンシブコース:本教育プログラムにおける講義科目を3科目24時間(90分×16コマ)以上、実践科目を4科目計48時間(90分×32コマ)以上、実地研修を1科目15時間以上の合計87時間以上を履修すること。
- 出願について
1. 申請内容
申請者情報: 顔写真、学歴、職務経歴、医療関係かつ国家資格を取得年と共に記載すること。主として受講する場所を選択すること。履修コースの選択、履修資格の(1)(2)のどちらに該当するかを選択すること。
小論文(800字以内)同意事項: 履修を中断することのないよう職場において理解を得るように努めること、受講料は指定された日までに確実に納付すること、以上の項目を確認し、申請フォーマットに従って入力すること。
履修時間中は音声を含む動画が記録され、履修生(本事業における他のコースの履修生を含む)に、必要に応じて事後にオンライン視聴できるよう提供される。
2. 出願期間
2025年(令和7年)1月6日(月)9時から同1月31日(金)17時まで
3. 出願書等の提出方法
出願は申請フォーマット(電子)への入力に限る。入力にあたっては、当Webサイト上の申請フォーマットに従うこと。
履修期間中に海外留学等により海外からオンライン受講することは認めていない。そのため、留学等で海外からの受講をすることが想定されている者の応募はできない。
- 履修生選考・選考結果について
申請フォーマットを通して提出された出願内容等を審査して決定する。
選考結果については、その合否に関わらず本人宛てに3月以降に電子メールで通知する。これらに係る電話等による問い合わせには一切応じない。
- 履修手続きについて
1. 手続日時
履修手続の詳細については、履修対象者のみに別途通知する。(履修者選抜を通過したことを証明する書類、受講料納付に関する説明書類、受講に関する注意事項等)
2. 履修証明プログラム受講料
令和7年度一般履修コースの受講料は2年分で363,000円(税込)とする。
令和7年度インテンシブコースの受講料は181,500円(税込)とする。
インテンシブコースを修了した者(過去2年以内に修了又は前年度修了見込の者に限る)で、更に学修を深めるべく、令和7年度に一般履修コースの2年目講義等の履修継続を希望する場合の受講料は、272,250円(税込)とする。
支払は一括払とする。この受講料には、全員に配布する予定の資料・ケース等を含んでいる。講師が講義中に提示する参考図書等は含まれていない。参考図書等の購入は個人の判断に基づく。
受講料のほか、受講予定のキャンパスまでの交通費・宿泊費や、実践課題研修を行う現地までの交通費・宿泊費等の通学にかかる経費について、予め考慮すること。
3. その他
履修が認められた者は、2025年4月19日午前9時から12時に予定されている履修生対象のオリエンテーションに現地(東京大学本郷キャンパス内)またはオンラインで出席すること。ただしオリエンテーションの日程には変更が生じる可能性があり、その場合は事業ホームページ上で周知する。
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